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ライ麦畑でつかまえて―The catcher in the rye

ライ麦畑でつかまえて―The catcher in the rye_e0327919_21425913.jpgライ麦畑でつかまえて―The catcher in the rye
(講談社英語文庫) (Kodansha English library)
J.D.サリンジャー、J.D. Salinger



ライ麦原文で読み終わった。かかった時間は約12時間。
厨二くさいけどやっぱりサリンジャーが好き。

原文で読むのは今回が2回目。前回は2、3年前に読んだんだけど
確実に前より構文とかとれるようになってた。
そうなってくると訳より原文のがいいなぁって思えてくる。
しかし自分で勉強してるとどのくらい伸びてるかわからないけど
こうやって期間をあけてもう一回読んでみると少しは成長出来てるのかな?
なんて思えていいもんです。

内容に関しては昔はホールデン自身に共感したり(ダメだろw)
関心を寄せて読んでた気がするんだけど、今回思ったことは、
ホールデンのジェーンの思い出し方がすごくいいなって思った。
例えば「彼女チェッカーでいつもキングは最後の列から動かさないんだ。今もそうなのかな。」とか、
「彼女いつもセンスのいい本を読んでた」とか。
(覚えてるのを適当に訳したからちょっと違うかもだけどこんなニュアンス)
そんな風に誰かが自分のことを覚えててくれるってなんか羨ましいって思う。
あとは、何回読んでも思うけどフィービーが最高に可愛い!かなり魅力的。

ちなみに訳本に関しては、私は春樹訳のほうが好きかな。
野崎さんのはだーいぶ昔に一回読んだだけだけど、ちょっとキツい印象があったから
春樹のほうが読みやすかった。
ただ野崎さんの感性というかタイトルとか、
ナイン・ストーリーズの副題もそうだけど、すごくセンスいいと思う。


そういや自分の好きな小説ってタイムリーに出版されてるものってほとんどないんだよね。
村上龍の破壊系の作品が好きだけど、それも80年代だし遠藤周作も70年代とかか?
サリンジャー、サン=テグジュペリに関しては40年代とかだもんねw
唯一今出版されて読んでるのってビブリア古書堂シリーズくらいかかな?
あとは福岡伸一先生の本とか藤原正彦先生の本は出版されて1~2年で読んでるものが結構あるけど
小説ではほとんどないかなー。
新刊もチェックはしてるんだけどなんだろう待てないんかな?
あと文庫サイズが好きというのもあるかも。
現代小説は背景知識いらんから読みやすいとは思うんだけど。
この前読んだソクラテスの弁明はギリシャのことほとんど知らなかったから読むの大変だった。
いろいろ知ってたらもっと深く理解できたんだろうけど背景知識が全くもってなかったから、
出てくる神様とか習慣(?)とかよくわかんなくてなかなか入り込めなかった。
まぁあれは2000年も前に書かれた哲学書(?)だから例外としよう(笑)

でもいい作品って本でも映画でも時がたっても古臭く感じないからすごい。
時がたっても人間に訴えかける共通の何かがあるのかな。

そんな感じでライ麦はそのうちまた読み返すと思う。
でもその前にグラース サーガを原文で読むのが目標かな。

by aquarium-night | 2013-04-02 11:41 | 洋書


進捗ダメです。


by ぱん

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